I-siteなんば「ドストエフスキーを読む」連絡帳
拙著『ドストエフスキーのエレベーター』には次の誤植と誤記がありました。 p.10、3行目 【誤】これがレヴィナスの考えだ。→【正】と言う。これがレヴィナスの考えだ。 p.32、6行目 【誤】「なぜ、そう呼のか」 → 【正】「なぜ、そう呼ぶのか」 p.43の注 後…
拙著「ドストエフスキーのエレベーター」が出ました。お読み頂ければ有り難いです。
ドストエフスキーを読む - イベント|大阪府立大学 (osakafu-u.ac.jp)
11月28日の公開講座で、ドストエフスキーの回心について述べました。そのさい、キェルケゴールとニーチェもドストエフスキーと同じようなことを言っていると述べましたが、時間切れで、詳しく述べることができませんでした。しかし、ニーチェについては…
新型肺炎のため遅れていたドストエフスキーの講座の募集が始まりました。 受けたい方は申し込んで下さい。状況次第で、中止、あるいは講座の実施回数の削減もあり得ますが、講座の実施日と時間は変更しないようにします。
このブログの「吉本隆明の亀山郁夫批判」でも述べたように、ドストエフスキーの唱えた土壌主義というのは、貴族である自分を養い育ててくれた人々(農奴や労働者)に対する恩を忘れないということにすぎない。もっと理屈っぽい言葉で言うなら、そのような人…
大阪府立大学の公開講座「ドストエフスキーを読む」シリーズを私の病気(舌癌)の手術と治療ため中断していましたが、手術も無事終えました。そして、公開講座の受講生とのコミュニケーションには支障のない程度にはお喋りの能力も回復しましたので、今年度…
三島由紀夫をはじめ、ニーチェの思想に共感する人は多いけれど、学生だった昔から、私にはそういう人がよく分からなかった。学生の頃は何となくイヤだなあ、と、思っていただけだが、ドストエフスキーが分かるようになってからは、ニーチェの思想は回心前の…
テレビで亀山の「100分de名著」を見ていて、吉本隆明の「大衆の原像」という言葉を思いだした。それは亀山がドストエフスキーの土壌主義のことをのべていたからだ。 このブログ(「第二の敗戦期」)でも紹介したが、吉本は亡くなる前、亀山の訳した『カラマ…
思考において、文脈というのはもっとも重要なものだ。文脈を無視した思考は暴力にすぎない。国会中継やテレビ・新聞などを見ていると、マスコミ(左右を問わず)や国会議員(与野党を問わず)には、文脈を無視して自分に都合のよい方向に話をねじまげてゆく…
公開講座のアンケート結果が送られてきました。『未成年』は読むのに難儀するので(また誤訳も多いので)、評判はよくないと思っていましたが、案外良かったので安心しました。来年度も続ける元気が出ました。マイクの音が小さいという苦情が二人からあった…
ある人が思想的に右、あるいは左、あるいは中道であっても、それはその人の思想なので、私が批判することではありません。しかし、その人が自分の自尊心の病に気づいていないとき、そういう思想は、きわめて危険なものになると思います。なぜなら、自らの自…
昨日の講座のあと、自尊心の病に憑かれている人は、何故、模倣の欲望に憑かれるのですか、という質問を受けました。それについては昨日配布した「解答と回答(16)」のp.13の下から8行目以降、さらにp.15の11行目以降(ペテロはなぜ泣いたのか・・…
(なぜか投稿が消えてしまったので再投稿します。「きのうの授業」というのは13日の授業のことです。) 忘れないうちにメモをしておきますが、きのうの授業のあと、ある人からわたしが授業で、小津安二郎の映画を否定的に扱ったと言われ、驚きました。わた…
受講生の方には、わたしのいう「自尊心の病」というのが分かりにくいみたいですね。もう何十年も教えてきて、今回の「小津安二郎事件(?)」のようなことは無数にありましたし、これからもあるでしょう。人間中心主義の受講生にはとても分かりにくいようです。…
受講生からドストエフスキーの研究会みたいなものがあるんですか、と、質問されることがときどきあるので、その会を次に紹介します。 http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/index.htm また、次の「木下豊房ネット論集」冒頭の「商品としてのドストエフスキー――商…
ベルクソンと中也の関係について授業でときどき話をしますが、その話の下敷きになっている拙稿「中也の「皺」の理論について」を読みたいと言われる受講生がおられましたので、pdfファイルにして掲載します。クリックして下さい。拡大すると、少しは読みやす…
受講生からの質問がありましたので答えます。 「ルネ.ジラールの模倣の欲望についての考えを否定することはドストエフスキーの宗教観の源(キリスト)を否定することになる」と私は授業で述べましたが、それはどういう意味か、というご質問です。 ジラールは…