2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

セッション

「ラ・ラ・ランド」というミュージカル映画が良かったので、その映画と同じ監督(デイミアン・チャゼル)が「ラ・ラ・ランド」の前に撮った「セッション」という映画をレンタル店から借りてきて見た。 結論からいうと、「ラ・ラ・ランド」と同様、「セッショ…

豊洲移転問題

わたしはいまマスコミが騒ぎ立てている豊洲移転問題(注)そのものに興味はない。豊洲への移転は安全の面から言って、何の問題もない。わたしにとって興味があるのは、移転して何の問題もない豊洲市場について、なぜ小池都知事やマスコミが問題にしているの…

誰も反対できない

若い頃は、おれのような愚かなエゴイストが、戦争反対、差別反対、などと誰も反対できない立派な正しいことを言ってなんになる、と思っていた。いまは、そうは思わず、自分の愚かさは自然とその振る舞いに出る、と思う。出るものは仕方がない、と、あきらめ…

アルツハイマー

『作家が過去を失うとき』というのは、アルツハイマーになったアイリス・マードックとの生活を記した夫であるジョン・ベイリーの記録である。読んでいると、なぜか、こころがやすらぐ。泣きそうになるときもある。昔、ジョン・ベイリーの『トルストイと小説…

血管腫

四年前の今頃フェイスブックに書いた記事。年を取ると、意外なところに意外なものができる。楽しみです。というのは嘘。 小さな赤いあずき豆みたいなのが右のほっぺたにできて、たいしたことないや、と、あなどって、風呂の中でごしごしタオルでこすったら血…

女性装

むかし、わたしの友人に二人、女性装が趣味だという男がいた。と、言っても、ふだんから女性の姿をしているわけではなく、深夜こっそり、あるいは家に誰もいないとき、女性の服装をして楽しむのだそうである。 その告白は、酒席で、あるとき不意に、わたしに…

仁義なき戦い

京都府立医科大学の学長が暴力団組長との交際の件で、マスコミなどにいろいろ取りざたされ、体調を崩し、退任することになった。 暴力団というと、わたしには忘れられない事件がある。 あれは大阪のある大学の夜間部で教え、学生食堂で食事を終え、神戸は大…

石原慎太郎

豊洲問題で石原慎太郎に対する怒りがテレビを始めとするメディアで炸裂しているようだが、これは石原が自分でまいた種(タネ)だから、しかたがない。種というのは豊洲問題のことではなく、それ以前の石原の暴言だ。 わたしなどいちばん記憶に残っているのは…