2012-01-01から1年間の記事一覧

NHK大河ドラマ「平清盛」

私はNHKの大河ドラマは長谷川一夫の赤穂浪士以来、家にテレビがあるときは(ないときが30歳過ぎから20年ほどあった)、いつも楽しみにして見てきた。しかし、前回の「江」は何度か見ようとしたが少し見てチャンネルを変えるということが二、三度あり…

武満徹

私は武満徹の音楽を心から愛するが、それは武満が真実を愛する人間であるからだ。真実を愛する人間の振る舞いは、それが錯誤に満ちたものであるときも美しい。彼らの嫉妬は美しいし、その怒りも美しい。そして、真実を愛する人間が芸術家であるとすれば、そ…

野村修也委員に委員の資格はあるのか?

前回述べたように、国会事故調(東京電力福島原子力発電所事故調査委員会)での質疑応答を聞いてきた私は、その二回目の、論点整理(平成 24年 6月 9日発表)に非常に驚き、同時に、怒りを覚えさえした。その怒りの理由について前回は詳しく書けなかったので…

誰が菅総理の声を消したのか

私が怪我をし手術を受け入院しているあいだに、「国会事故調」(「国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」)の二回目の聞き取り調査も一巡し、委員会の委員によって第二回目の論点整理が行われた。しかし、それは論点整理とも言えない杜撰なものにな…

オーウェル

若い頃の読書というのは、たとえそれが強制的なものであったとしても、のちのちまで強い影響を与える。こんな風に断言するのは間違いかもしれないが、少なくとも私にとってはそうだ。 たとえば、高校生の頃、英語の授業でオーウェルの『動物農場』とモームの…

ピアソラ

月刊誌とか週刊誌を買うのは年に一、二度だ。買っても読まないのが分かっているので買わないのだが、それでも、どうしても読みたい記事があるときは買う。そんなことは年に一、二度ぐらいしかない。年に一、二度買う月刊誌や週刊誌も、目当ての記事を読むと…

光市母子殺人事件

先日、光市母子殺人事件の被告人、大月(旧姓・福田)孝行に死刑が言い渡された。裁判官たちは正気なのだろうか。無責任な世論に迎合しただけではないのか。軽率な判決だと思う。犯行当時、大月孝行は18歳だった。幼い頃から父親は母親と孝行に暴力をふる…

冨原眞弓様に

次の手紙は岩波書店の文庫係気付で冨原眞弓氏に送った手紙だ。しかし、二ヶ月近く経つのにナシのつぶてだ。手紙が冨原氏に渡っていないのか。それとも冨原氏が目下調査中なのか。いずれにせよ、このままだと私自身送ったことを忘れそうなので、忘れないうち…