2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

絶望

西部邁ではないが、日本など滅びてしまえばいい、と思う今日このごろである。その西部でさえ、自尊心の病に憑かれていた。吉本隆明も同じ。辺見庸も同じ。絶望するしかない。しかし、徹底的な絶望から希望が生まれるというのも本当のことだ。

西部邁の死

西部邁が亡くなった。西部邁は自尊心の病から脱け出したのだろうか。どうもそんな風には思われない。最後まで気にくわないやつを罵っていた。若い頃から西部を尊敬していたので、きわめて残念なのである。

イントレランス

ある人が思想的に右、あるいは左、あるいは中道であっても、それはその人の思想なので、私が批判することではありません。しかし、その人が自分の自尊心の病に気づいていないとき、そういう思想は、きわめて危険なものになると思います。なぜなら、自らの自…

ある質問について

昨日の講座のあと、自尊心の病に憑かれている人は、何故、模倣の欲望に憑かれるのですか、という質問を受けました。それについては昨日配布した「解答と回答(16)」のp.13の下から8行目以降、さらにp.15の11行目以降(ペテロはなぜ泣いたのか・・…

先日、多田智満子の夢を見た。どんな夢だったか、忘れた。にこにこ笑いながら、何か喋っていた。ところが、その朝、かみさんが「昨夜、3時頃、変な夢を見た」という。「どんな夢でしたか」と訊いても、じっと考えているだけだ。「変な夢」と言うだけだ。念…

小津安二郎事件

(なぜか投稿が消えてしまったので再投稿します。「きのうの授業」というのは13日の授業のことです。) 忘れないうちにメモをしておきますが、きのうの授業のあと、ある人からわたしが授業で、小津安二郎の映画を否定的に扱ったと言われ、驚きました。わた…

自尊心の病

受講生の方には、わたしのいう「自尊心の病」というのが分かりにくいみたいですね。もう何十年も教えてきて、今回の「小津安二郎事件(?)」のようなことは無数にありましたし、これからもあるでしょう。人間中心主義の受講生にはとても分かりにくいようです。…