立花隆

 「・・・クリスチャンの家庭に育ち、こびることは、生き方として恥だと教え込まれた。母に「肉体を殺すことが出来ても、魂を殺すことが出来ない者を恐れるな」とも教えられた。ローマの権力を恐れる弟子たちにイエスが述べた言葉で、世俗権力を恐れるな、神のみをおそれよということ。首相の田中角栄と長きにわたって対峙(たいじ)し、しばしば思い出した言葉だ。」(立花隆
 朝日の夕刊は読むところがあまりないけど、「人生の贈りもの」欄は気にかかる人が出るときは読む。これを読んで、なぜ私が立花に惹かれるのか分かった。