西部邁を尊敬しているのなら

 西田昌司西部邁を尊敬しているそうだ。西田ほどではないかもしれないが、また右翼ではないが、私も西部邁を尊敬している。これまで西部の書いたものはほとんど読んできた。西部が西田も同席していた場で述べているように(「2009年大晦日特番 『如何にせん保守政治』」の「前編」の終わりの部分)、また当たり前のことを西部は言っているだけだが、国民は政治家の人間を見て信頼し、一票を投じる。国民は小沢一郎のような公金をくすねるような人物を信頼することはないし、そんな人物に一票を投じることもない。また、その小沢を全面的に擁護する輿石のような人物を幹事長に据える民主党を信頼することもない。だから、西田には外国人献金問題のような法的不備のために起きたケアレスミスを追及するより、小沢一郎の公金横領を国会で追及してほしい。そのとき国民は西田を応援するだろうし、自民党を信頼するだろう。