オーソレミオ

某日、かみさんを病院に送っていくとき、前の幌付きのトラックの幌に雪が積もっていた。渋滞していたので、その後ろをずっと走っていると、雪がフロントガラスにかかって前が見えなくなった。ワイパーをかけた。奈良ナンバーのトラックだったが、奈良に大雪でも降ったのだろうか。雪をくっつけて走っている車が多かった。車の中でパバロッティの「オーソレミオ」を流しながら、いっしょに歌っていたら、かみさんが「お隣の犬みたい」と言った。昔、住んでいた家の隣家のワン公が、いつもお隣のテレビの音楽に合わせて「♪うぉぉぉーん」と鳴いていたことを言ったのである。ずいぶんひどいことを言うもんだと笑った。カミさんを送り届けたあと、晴天になりそうだったので、たまっていた洗濯物の洗濯をしたあと、外に干すことができた。パンツは外に干すにかぎる。