2015-04-08から1日間の記事一覧

『硝子障子のシルエット』

島尾敏雄の作品はすべて好きだが、若い頃、人に「読め読め」としつこくすすめていたのが、掌編小説集 『硝子障子のシルエット』である。これは庄野潤三がラジオ局に勤めていたとき、島尾に依頼して書かせた朗読用の作品だ。 この作品を私は文学の授業でしば…