しかし、そのエッセイでも紹介しましたが、ベルクソン自身も嘆いているように、持続という事態が分かる人があまりにも少ない。これは上記のわたしの書いたドストエフスキー論を理解できる人があまりにも少ないということになります。
このため、わたしはドストエフスキーの読者に持続を正確に理解してもらいたいと思い、これまで大阪でやってきた「ドストエフスキーを読む」という講座とは別に、新しく、ベルクソンの『時間と自由』について述べる講座を奈良で開こうと思うようになりました。
テキストは、現在入手できる最も正確な翻訳である『時間と自由』(中村文郎訳、岩波文庫)を使います。
ドストエフスキーを愛読される方の受講をお待ちしています。
講師:萩原俊治(大阪府立大学名誉教授)
定員:10名(申し込み多数の場合は抽選)
受講料:15000円(資料代込)
開講日:2022年6月~10月、毎月第2第4水曜日
時間:午後3時~4時30分
申込方法:①氏名②電話番号③郵便番号・住所をご記入の上、Eメールにてお申し込み下さい。
宛先:chinden-donburago430@outlook.jp
申込締切:5月25日(水)必着
※お申込みの際の個人情報は、本講座の事務連絡および案内にのみ使用いたします。利用目的以外の使用については一切いたしません。
※カフェ開催のため、お茶菓子代500円(税込)が各自ご負担となります。飲食物の持ち込みはご遠慮下さい。